今までずっと、ありもしない未来をむいて、あるいはもう過ぎ去ってしまった過去にしがみついて、今という時を否定して、否認して、敵対して、ほとんど戦闘状態で過ごしてきたのでした。ずっと心ここにあらずで、今という時をずっと退けていきてきたのです。言うまでもなく、「今」という時の他には生きられないのですから、これは結局苦しみしか生みません。これが苦悩の原因だったことを漸く、今になって理解できました。今と和解して、彷徨っていたいた心が戻ってきて、安らぎを得たのでした。