芝丸山古墳は東京都港区芝公園の一角にあります。近代にいたるまで古墳とは知られていませんでした。江戸時代ぐらいまではただの丘と思われていたようです。名前は伝わっていませんが5世紀ころの王族の墓ではないかと言われています。明治時代に至り発掘調査によりいくつかの遺物が出土しましたが、はっきりしたことは判っていません。

エネルギーとしては、古老の存在を感じられる叡智的な場所です。言葉は慎重に使わなければなりませんが、この遺跡は今も生きています。ですので登頂には慎重さが必要です。敬意と穏やかさをもって訪れたいものです。登らなくても場所の力は受け取れますので。


前方部と思われる場所。


後円部にかけて。


毎度おなじみの「スーパー地形」による表示。いわれてみると確かに古墳であるという風に見えます。


古墳のくびれ部分にある円山随身稲荷神社。江戸守護の増上寺の、さらに裏鬼門を守るお稲荷さんとのこと。とても静謐な神社。


頂上部には伊能忠敬が全国測量に出発した際の最初の基準点があったとのことで、その記念碑があります。おそらく当時は海岸線まで見通しのきく場所だったのでしょう(最初の地図は海岸線を測量することから始まりました)。

いずれにせよ、解けない謎があったとしたらここを訪れるのもいいでしょう。賢者がふっとヒントをくれるかもしれません。

御鎮座 東京都港区芝公園4-8